サマーレッスン

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ストーリー名:サマーレッスン

全10話

イベント:晩夏 サマーレッスン

シナリオライター:結城由乃

季節:夏

登場人物:

Trickstar/スバル・北斗・真・真緒

他/弓弦・友也・光・敬人

公式「あらすじ」

夢ノ先学院は夏休みに突入。『Trickstar』はSSに向けて更なる特訓のため、転校生とともに特訓中。照りつける日差しの下、今日もアイドルたちは様々な思いを胸にレッスンに明け暮れる。

概要

夏休みのある日、Trickstarと転校生がわちゃわちゃして最後に花火を見る話

詳細

プロローグ

夏休み。学校へやってきた弓弦は、Trickstarにプロデュースを頼まれて登校してきた転校生と行き合う。

Trickstarの依頼を断れとは言わないが専属ではないのだからほかのユニット、fineのプロデュースもしてほしい、などと言っていると真緒がやってきて、桃李の演り残した仕事を仕上げるために学校にきた弓弦に、よかったらTrickstarのレッスンを見にきてほしいと誘う。

第一話~第八話

校庭では真がバテている。北斗に校庭50周と言われてスバルともども走ってへばったらしい。スバルは真をいじりつつ、転校生に抱きついたりランニングの途中で休憩をしていた北斗に文句を言ったりしている。

そんな彼らを見て、真緒は自分たちの関係も桜フェス・デュエルを経てだいぶ変わってきたものだと感慨深く考える。真緒自身も、最近はようやく生徒会とユニットの板挟みから抜け出て、生徒会は生徒会だと割り切ることができた。それは転校生のおかげだ。

走り込みのあと腕立て伏せとうさぎ跳びをしているうちに昼になり、転校生の提案でTrickstarは休憩することにするが、まだ元気なスバルはさらに走っていってしまう。

元気いっぱいのスバルを羨ましがる真。スバルが元気なのは部活で鍛えられているせいだが、真もTrickstarに入った当初よりはずいぶん体力がついたと慰める真緒。転校生にもそのとおりだと言ってもらって真は元気を取り戻してスバルともう一周走りにいく。

そんな彼らを物陰から見ていた友也。練習しているTrickstarに気づいたものの北斗の邪魔をしたくなくて物陰から見つめていたのだ。だが何をしているのかと光が大声で聞いたせいで北斗に気づかれて慌てる。

そこに弓弦がやってきて、相手がfineのメンバーだけになにかからまれるのではないかと友也は心配するが、光は弓弦が持ってきたスイカに目を輝かせる。真緒に誘われて、手ぶらで練習を見学するわけにもいかないと弓弦はスイカを差し入れに持参したのだ。あなたたちもどうぞと言われて友也は尻込みするが光は遠慮なく手をのばす。

光のせいで北斗に迷惑がかかったのではと謝る友也。だが北斗のほうは迷惑をかけられた自覚はない。それを北斗の優しさと気遣いだと受け取って感激する一方で、情けない姿を転校生に見られて笑われたくない、男らしい姿を見せたいと思うものの、物陰に隠れてこそこそしたりしていては転校生に幻滅されるのではないかと内心でぐるぐるしてしまう。

百面相をしている友也を真緒が面白がって見ていると、真がへろへろになって戻ってくる。

一緒に戻ってきたスバルは元気で、弓弦の差し入れに気づいて大喜びでかぶりつく。

光ははしゃいでスバルに早食い競争を挑み、汁で手をべたべたにしているのを友也が拭いてやって光に「か~ちゃんみたいだ」と笑われる。

そんなわいわいした空気がスバルは嬉しくてテンションがあがる。

たっぷりスイカを食べて満腹のスバル。北斗は早速午後の練習に入ろうとするがスバルはまだ食べすぎで苦しいと言う。以前ならそこでけんかに発展したはずの言い合いもただのじゃれ合いで、真と真緒はそれを微笑ましく見つめる。

真緒の練習着にスイカの汁が飛んでいることを転校生が指摘し、真緒はシミにならないように洗ってくると席を外し、ほかのメンバーは転校生の考えた練習メニューに従って練習の続きをはじめる。

スバルはさっさとメニューをこなし終わってしまい、退屈して発声練習をしている。

まだ戻ってこない真緒を心配する北斗。様子を見に行ってくるとスバルが言うが、転校生が自分が行くと言ってスバルたちは練習の続きをはじめる。

ようやくスイカのシミを落とした真緒。暑いので我慢できなくなってついでに水浴びをしていると転校生がそれを見ていることに気づいて慌てる。

上半身ハダカの上、水浴びをしたから前髪もおろしている真緒に転校生がもじもじし、真緒も居心地が悪い。とりあえず髪をもとどおりあげ、スバルたちのところへ戻ろうと促す。

夕方。ダンスのレッスンでくたくたのTrickstar。つきあった転校生を真緒がねぎらい、なにかご褒美をやろうと言うと、スバルが今日は花火大会があるから見にいこうと提案する。転校生もぜひそうしたいと頷く。

しかしそれを却下する北斗。遊びじゃないんだと言う北斗に、もうレッスンは終わったんだから花火を見に行くのは自由のはずだと反発するスバル。北斗はどうせスバルははしゃいで迷子になる、転校生はそれに巻き込まれて帰宅が遅くなってしまう、転校生の両親に心配をかけるから花火はスバルだけで行け、自分は転校生を家へ送っていくと言ってけんかになりかける。

それを仲裁して、真緒は北斗が花火を見ることじたいには反対していないのだから、花火を買ってきて屋上でみんなで花火をしようと提案する。

花火の買い出し係に決まったのは北斗。転校生は自分も手伝うと申し出る。

そもそもこれは転校生へのご褒美なのだから手伝う必要はないと言っても、どうしても手伝いたいと言い張る転校生。真緒がとりなして、北斗は折れて転校生とともに買い出しにいくことにする。

花火を買い込んで学院に戻ると二人は校門で敬人と顔を合わせてしまう。二人が花火を持っていることに気づいた敬人は二人に説教しようとするが、弓弦が機転を利かせて二人を救い出してくれた。

エピローグ

花火を振り回してはしゃいでいるスバル。友也と光も呼ばれて仲間に入っている。

弓弦は敬人が花火を邪魔しにこないようにうまく敬人をごまかしているらしい。転校生が花火を楽しみにしていたようだったから協力してくれているらしい。

弓弦が桃李のこと以外で他人にそこまで尽くすところを見たのは初めてだ、と複雑そうな真緒。転校生は誰にでも好かれるから、彼らから離れていってしまいそうで心配になる、だが誰をプロデュースするか決めるのは転校生なのだから自分たちがどうこう言えることではない、と苦笑する。

そうこうしているうちに花火大会の花火があがりはじめる。

手持ち花火もいいが大きい花火もきれいだねと笑うスバル。花火の音に負けてたまるかと大声で騒ぐ光をやめさせようとする友也。

そんな光景をみやって、いつかおばあちゃんに転校生やユニットの仲間たちを紹介したい、と北斗はひとりごちる。

ポイント/考察

わちゃわちゃしているだけの他愛のない話。取り立ててポイントになるような設定の開示はないが、友也はこの時期かなり転校生を異性として意識している様子。

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